テールアルメ工法は、1963年にフランスで開発された補強土壁工法のパイオニアです。
フランス語で「Terre」は土、「Armee」は補強の意味し、近年まで「補強土工法」=「テールアルメ工法」と呼ばれていました。
日本では、1972年に本格的に導入されて以来、様々な改善・改良が加えられ一般工法として定着しており、補強土の中で一番歴史を重ねた工法です。
実務者から適切に活用していただくため、1982年には(財)土木研究センターから「補強土(テールアルメ)壁工法 設計・施工マニュアル」が発刊
されております。
テールアルメ工法は世界各国で採用されています。
施工実績は2016年時点で全世界で5,500万㎡。その中でも、急峻な山地や谷地、崖地が多い日本では、全世界の実績の約20%にあたる1,000万㎡が施工
されています。
また、当協会では阪神大震災以降、大地震が発生した際に5,000箇所以上のテールアルメ壁の自主調査を実施していますが、97%が軽微な損傷に留まる
など高い耐震性は、地震の多い日本でも安心して施工いただけます。
今後も改良・改善を重ね国土の安全・安心な国土の構築に努めていきます。